行政書士試験では、40字記述式問題が最大60点分出題されます。しかも、記述で高得点が取れれば一気に合格が近づくということもあり、ここをどう対策するかは非常に重要です。
とはいえ…
- 「記述式の問題集っていろいろあるけど、どれを買えばいいの?」
- 「まずは1冊に絞って丁寧にやり込みたい」
という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、TAC出版の『合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集』です。
この記事では、行政書士受験生である私が実際に使ってみた感想を交えながら、本書の構成・メリット・デメリットを徹底レビューします。
📘 書籍の基本情報
- 書名:2025年度版 合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集
- 出版社:TAC出版
- 価格:1,650円(税込)
- 判型・ページ数:A5判/288ページ
- 対応科目:憲法・行政法・民法(記述/多肢選択)
- 対象者:記述式・多肢選択式の対策を始めたい中級者向け

📚 本書の構成と特徴
本書は「基礎編」と「応用編」の2部構成になっており、順を追って学習できるつくりです。
第1部:基礎編(憲法・行政法・民法)
- 条文チェック(穴埋め式)
- 判例チェック(穴埋め式)
➡ いきなり記述問題に入るのではなく、記述対策に必要な知識をしっかりインプットできる構成になっています。
第2部:応用編
▸ 第1章:記述式問題
- 行政法:20問
- 民法:40問
- 合計60問
➡ 本試験と同様の40字記述式で、問題→解答例→解説の3段階構成。
▸ 第2章:多肢選択式問題
- 憲法:10問
- 行政法:20問
- 合計30問
➡ 本試験の形式に準じた実践的な問題が収録されています。
✅ 実際に使って感じたメリット
① 条文・判例の穴埋め問題が貴重!
他の記述式問題集にはあまり見られないのが、「条文チェック」と「判例チェック」の穴埋め問題です。
記述式で正確に書くには、根拠となる条文や判例を知識として持っていることが大前提。本書はそこから丁寧に積み上げられるので、基礎からやり直したい人にも非常に使いやすいです。
② 取り組みやすい問題数
記述式の問題数は行政法20問、民法40問という構成になっています。
問題数が膨大すぎると挫折しがちですが、本書は「1冊を完璧にしよう」と思える量で、やる気が維持しやすいと感じました。
想定しておくべきデメリット
① 問題数はやや少なめ
「とにかく問題をたくさん解きたい」という方には、物足りないと感じるかもしれません。
以下に主な市販問題集との比較を掲載します:
書籍名 | 行政法 | 民法 | 合計問題数 |
---|---|---|---|
みんなが欲しかった!記述式問題集 | 30問 | 70問 | 100問 |
出る順記述式問題集 | 32問 | 64問 | 96問 |
合格革命(本書) | 20問 | 40問 | 60問 |
👉 記述式問題に「慣れる」ことを目的とする場合は、本書を軸にしつつ他教材を併用するのがベストです。
こんな人におすすめ!
- 記述式の対策にまだ自信がない
- まずは基礎から積み上げたい
- 一冊を丁寧にやり切るスタイルが合っている
- 多肢選択対策も同時にやりたい
- 本試験での記述・多肢選択を「得点源」にしたい
まとめ|合格革命の記述問題集はこんな一冊
合格革命「40字記述式・多肢選択式問題集」は、“基礎から応用まで段階的に進めたい人”に最適な1冊です。
記述式問題集をどれか1冊選ぶとしたら、まずはこれを選んでおけば間違いないという安心感があります。
記述式で伸び悩んでいる方は、ぜひ手に取ってみてください!
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