行政書士としてのセカンドキャリアを考えたとき、
「年齢的に今から開業して大丈夫だろうか」
「相続・遺言業務って実際どんな仕事なのかイメージできない」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
私自身、40代で退職し、セカンドキャリアとして行政書士の開業を検討しています。
本記事では、40代・50代から行政書士を目指す人向けに書かれた本書について、
実際に読んだ感想をもとに「どんな人に向いているのか」レビューします。
本書の結論:こんな人におすすめ
先に結論からお伝えします。
本書は、次のような方に特におすすめです。
- 40代・50代で行政書士としての開業を考えている人
- 相続・遺言分野に興味はあるが、まだ全体像が見えていない人
- 実務の細かい手順よりも、まずは仕事のイメージを掴みたい人
本書の特徴① 40代・50代からの開業を前提に書かれている
本書の最大の特徴は、
「40代以上の行政書士受験生・合格者」を明確にターゲットにしている点です。
「今さら遅いのでは?」と感じている人ほど、安心して読める内容です。
本書の特徴② Q&A形式で非常に読みやすい
本書は全編 Q&A形式 で構成されています。
- Q:40代・50代でも開業して食べていけますか?
- Q:相談件数を増やすにはどうすればいいですか?
- Q:相談を受任につなげるコツはありますか?
といった、実際によくある疑問に対して、明確に答えてくれます。
専門用語も比較的少なく、
行政書士実務書にありがちな「途中で挫折する感じ」はありません。
本書の特徴③ 相続・遺言分野の全体像が分かる
相続・遺言分野については、
- 遺言・相続分野で稼げるのは何ですか?
- 遺言執行を受任するにはどうすればよいでしょうか?
- 遺言初作成相談の報酬はどのくらいですか?
など、開業前に気になる疑問に対する回答が紹介されています。
また、戸籍謄本や不動産関係書類の見方についても触れられており、
これまで相続実務に馴染みがなかった人にとっては、良い導入になります。
「相続・遺言業務とは何をする仕事なのか」をざっくり把握するには十分な内容です。
注意点① 実務の詳細な手順は書かれていない
注意点として、本書は 具体的な実務手順の解説書ではありません。
- 書類の具体的な書き方
- 申請手続の細かい流れ
- 実務で使えるひな形
といった内容を求めている方は、別の専門書を併用する必要があります。
本書はあくまで
「実務の全体像・考え方を掴むための本」 と理解して読むのがおすすめです。
注意点② 中級者以上には物足りない可能性あり
すでに相続・遺言業務を経験している行政書士の方や、
詳細な実務ノウハウを期待して読むと、物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、これから分野選択を考えている段階であれば、
「業務の幅」や「ニーズの多様性」を知るという意味で十分価値はあります。
相続・遺言分野のニーズの広さが分かる
本書では、
- 有料老人ホームの入居契約書チェック
- 尊厳死宣言公正証書の作成
といった、いわゆる「相続手続」以外のテーマにも触れられています。
相続・遺言分野は、単なる書類作成にとどまらず、
高齢期の生活や意思決定全体に関わる分野であることが分かります。
これから専門分野を検討する人にとって、視野を広げてくれる内容です。
まとめ|相続・遺言分野を目指す行政書士の最初の一冊に
本書は、
- 40代・50代から行政書士を目指す人
- 相続・遺言分野に興味を持ち始めた人
- 実務の前に「仕事のイメージ」を掴みたい人
にとって、最初の一冊として非常に相性が良い本です。
いきなり分厚い実務書を読む前に、
「自分はこの分野でやっていけそうか?」を考える材料として、
一度目を通しておく価値は十分にあると感じました。


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