この記事は主に以下の人を対象としています
なるべくお金をかけずに独学で合格したい人
私自身、不動産業界は全くの未経験で、不動産に関する知識も2年前に合格したFP2級程度で、
その知識すらほとんど忘れておりました。
それでも独学で40点という高得点で合格することが出来ました。
この記事では、私の勉強法をお伝えすることで、
独学でも効率的な学習で短期間・短時間で合格したい方の参考になればと思っております。
本記事を読むと以下のことが分かります
合格者が使用したテキストや問題集がわかる
私の経験を踏まえたより効率的な勉強法がわかる
メインの勉強法
ステップ1.直近の過去問に挑戦
まず宅建の勉強を開始する前に、最新の過去問を解いてみて下さい。
初学者の方ですとほとんどの問題の意味すら理解出来ないと思います。
実際に私も、最初に過去問を解いた時は50点中12点でした。
このように実際に問題を解く事で現在の自分の実力が確認出来ます。
そして当たり前ですが、どのような問題が出るのかが分かります。
今は問題の意味が分からなくても、これを解けるようになる為の第一歩だと思います。
この時点で自信を無くすのではなく、今の段階では解けなくて当たり前だと思うことが大事です。
ステップ2.テキスト等でインプット&分野別問題集でアウトプット
実質ここからが本格的な学習の開始です。
私はまずはテキストとYouTube講義でインプットを行い、並行して問題集でアウトプットを行いました。
以下で実際に使用したテキスト・問題集の紹介をいたします。
テキスト「みんなが欲しかった宅建士の教科書」
問題集「みんなが欲しかった宅建士の問題集」
私が使用したテキストと問題集は『みんなが欲しかった』シリーズです。
このテキストを選んだ理由は
YouTubeでオススメテキストと紹介されていた
以前別の資格でみんほしシリーズのテキストを使用していた
実際にみんほしシリーズを使用してみて、フルカラーでとっつきやすくて読みやすかったです。
しかし勉強を進めていくうちにテキストの情報不足分が目につくようになりました。
最初に手に取るテキストとしては充分な量が記載されていると思いますが、私は他のテキストと比較せずに購入したので、購入される方は比較検討の上購入されることをオススメします。
続いて、YouTubeで私が特に活用していた3つのチャンネルを紹介します。
Youtube「棚田行政書士の不動産大学」
行政書士でもあり不動産業界経験のある棚田行政書士が運営されているチャンネルです。
多数の講義動画があり、1動画の時間が短いので気になるポイントだけ視聴するような形でも非常に有益です。
私も勉強初期にかなりお世話になっていました。オススメの講義動画は借地借家法シリーズです。
Youtube「宅建みやざき塾」
宅建講師の宮﨑講師のチャンネルです。
無料で見られる講義動画としては、みやざき塾超特急講座があります。
宅建業法についてはテキストも無料配布されます。昨年度は8月頃から順次配信されました。
宅建業法、五問免除以外については、テキストは有料ですが各1,000円と破格の価格です。
私自身、直前期には倍速にして毎日のように見ていました。
直前期の詰め込みにもとてもオススメです。
みやざき塾に関しては超特急講座の他に有料教材セットの販売もありますのでご紹介させて頂きます。
Youtube「動画で民法がわかーる」
権利関係の特に民法は初学者にとっては非常にとっつき辛い分野です。
そんな民法をアザラシが動画で分かりやすく教えてくれます。
1つの動画が短く分かりやすくなっているので、苦手分野のみ視聴するという活用法もオススメです。
これらのテキスト・動画を活用し、具体的には、以下の通り学習を進めて行きました。
1.テキストを見つつ該当箇所のYouTube講義動画を見る。
2.その直後に問題集の該当問題を行う。解いた問題で不明や疑問に思った点は都度テキストに戻って確認する。
ただし、どうしても分からない所や、理解するのに時間がかかりそうだと思った所は飛ばす。
3.1周したら「1」に戻る。
学習において重要なのは一つの事に時間を使いすぎない事です。
最初は分からなくても、全体を通しで学習した後に戻ってくると分かる事は良くあります。
分からなくても我慢してまずは全体を一周することを心がけましょう。
問題集については、以下の「苦手問題集中周回法」で周回を行いました。
1.問題を解いた際に、その問題について◯△✗といったチェックを付ける。◯は完全に理解出来た問題。△は正解したけれどたまたま正解したなど、根拠がはっきりとしなかった問題。✗は不正解の問題といったように。
2.2周目以降も同じように問題を解いていく。◯が3回以上連続した問題はやらないといった基準を決める
3.①②を繰り返して行き、どんどん苦手問題を潰して行く。
このステップが最初にして最大の難所です。
1周目は分からない事も多く、時間もかかります。
しかし2周目、3周目と周回を重ねる毎に理解が進み、正答率も上がっていきます。
そうすると1周目では理解出来なかった問題が理解して解けるようになります。
この苦手問題集中周回法は理論的には最後には全ての問題を理解したということになります。
問題集は過去問から厳選された良問が揃っています。
問題数もそこまで多くないので、全ての問題について理解出来るようになるまで周回を続けましょう。私は最終的に問題集を12周しました。
ステップ3.過去問形式に慣れる
続けて「出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集」を行いました。
出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集
難易度別に6回分、計300問の過去問が収録されています。
過去30年分から厳選された問題が収録されているので、いわゆる捨て問のような問題をやらなくて済むのがメリットです。
分野別過去問題集だけをやっていては、本試験でどのような形で問題が出題されるのかが分かりません。
そのために、本試験の出題形式に慣れる事が必要です。
私は過去30年問題集を使用していましたが、過去問を◯年分、というような形でも良いと思います。
ここで大事なことは、やる範囲をある程度決めておくことです。
範囲を決めた上でその範囲に絞り、繰り返し周回して、前述した苦手問題周回法で周回しました。
限られた問題の中で、選択肢の1つ1つについて完璧に理解することが重要です。
ステップ4.模試に挑戦
現状の自分の実力を確認するために模試は非常に重要です。
あまり多くの模試を受ける必要はありませんが、複数回受けてみる事をオススメします。
最初の模試としては、7月頃に行われるLEC0円模試がオススメです。
その名前の通り、なんと無料で模試が受験出来ます。
この模試はここまでの学習が一通り終わっていなかったとしても受験することをお勧めします。
それ以降の模試については市販の模試を中心に取り組みました。
模試「出る順宅建士 当たる直前予想模試」
市販模試のお勧めはLEC出版の市販模試です。
1.難しすぎず、優しすぎずちょうど良い難易度
2.選択肢別に重要度が記載されている
3.解答をWebで登録すれば、自分の順位及び問題毎の正解率が分かる
市販模試は複数の出版社から出ていますが、どれか一つを選ぶなら断然LECがオススメです。
特に問題別の正解率が分かるので、復習の際にその問題の重要度が分かり、役に経ちます。
模試についても1回解いただけで終わる事無く、前述した苦手問題周回法などで繰り返しやっていくことが大事です。
余裕がありましたら会場模試など他の気になる模試を受けて見るのも良いと思います。
宅建吉野塾フリー模試・ワンコイン模試
それ以外のオススメですと宅建吉野塾の模試です。例年、無料のオリジナルフリー模試と2つのワンコイン模試(各500円)が販売されております。
この価格でしかも全てオリジナル問題というコスパの良さ。
しかもすべての模試について無料解説動画も見れるという太っ腹。私も全て活用させて頂きました。
以上のステップ1~4を終了している頃には合格に充分必要な実力が身についていると思います。
私はステップ4が終了した段階でまだ試験まで時間があった為、市販模試を追加購入して問題を解き、併せて過去問を遡れるだけ遡り、模試と過去問について前述した苦手問題周回法で試験直前期まで繰り返し問題を解いていました。
その他の勉強法
これまで紹介した勉強法は全て机に向かった勉強を想定しています。
しかし、働いている方や子育てをされている方など机に向かう時間が取れない方も少なくありません。
そこで、移動時間や家事の時間、お風呂トイレの時間などを有効に使って学習を進めて行きましょう。
一問一答
まとまった時間を取れない時やスキマ時間でも勉強をして習慣づけるために、過去問道場の一問一答は非常にオススメです。
本サイトでは平成12年以降の問題が収録されています。法改正されている問題についても対応済です。私は主に移動時間やお風呂時間に使用していました。
Youtube講義動画のながら見、ながら聞き
前述したYouTube講義動画は、ながら見、ながら聞きだけでも充分効果があると考えます。
私もよく電車での移動時間や、家事をしている最中などにイヤホンだけで動画を聞いていました。
特に宅建みやざき塾の超特急講座は、一つの動画が長いので、動画を切り替える手間もありません。
1倍速では遅いと感じる場合は倍速も可能ですので是非活用してみて下さい。
Youtubeをいつでもどこでも快適に視聴するならMacBookのレンタルがおすすめです。
私の受験結果と振り返り
以上の勉強で進めた結果、本試験の自己採点で40点で合格することが出来ました。
勉強期間は約7ヶ月、勉強時間にして約700時間になりました。
私の場合は幸い勉強期間が充分取れたためこのような時間になっていますが、
上記の勉強法をより効率的に進めて行けばより短時間、短期間での合格も充分可能であったと考えています。
おわりに
最後までご覧頂きありがとうございます。
この記事が少しでも宅建を受験される方の参考になれば幸いです。
メルズジョブ
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