月刊社労士と社労士V どっちがオススメ?

社労士

はじめに

本記事は独学で令和6年度社労士試験に合格した私が、実際に月刊社労士と社労士Vを両方使用した経験から、本音でレビューしています。

この記事を読むことで以下のことが分かります。

☑ 各教材のメリット・デメリット
☑ 実際に両教材を使用してみての本音

著者
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結論から申し上げると、どちらも時間に余裕がある方向けの教材だと思います。
時間が無い方や初学者の方がムリに活用する必要は無いと感じます。
その上で、どちらか一方だけを選ぶということでしたら社労士Vをオススメします。
また、気になった号のみ購入するというのも良いでしょう。

※なお、本記事における社労士Vは、毎月発売される「◯月号」と記載されているものを想定しており、「労働判例100」や「事例・計算問題集」、「パンフレット・リーフレット問題集」などの特集号については含まれておりません。

亮

社労士、FP1級、DCプランナー1級、宅建、賃貸不動産経営管理士、基本情報技術者、ソフトウエア開発技術者などの資格試験に合格している元SE。現在は他業種へ転職。

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令和6年度社労士試験合格体験記はこちら↓

私の月刊社労士と社労士Vの使用履歴

まずは実際に私がそれぞれの教材の中で、どの号を実際に購入し使用したのかを記して行きます。

社労士V月刊社労士
令和5年度用
 ・5月号(統計対策)
 ・6月号(白書対策)
 ・8月号(未出題の法改正)
令和6年度用
 ・1月号(年収の壁)
 ・5月号(白書・統計)
 ・6月号(横断整理)
 ・7月号(法改正総まとめ)
 ・8月号(未出題の法改正)
令和6年度用
 ・10月号~9月号



社労士Vは令和5年度から単発で欲しい号のみ購入し、月刊社労士は令和6年度用を毎月購入していました。

メリット・デメリット

実際に各教材を使用して感じたメリットとデメリットを記載していきます。
以下はあくまでも筆者が感じたメリット及びデメリットであり、人によってはここに掲載しているメリットがデメリットにもなり、またその逆も然りであることをご了承ください。

社労士V
メリットデメリット
・講義動画が多く充実
・問題の難易度は標準的
・単発で購入しても活用可
・動画の画質が低め


月刊社労士
メリットデメリット
・毎号「科目別レッスン」の講義動画で、各科目の基礎項目を学ぶ事が出来る。


・講義動画は社労士Vに比べると少なめ
・続きものが多く、1年間購入するのを前提に構成されているように感じる
・比較的問題の何度が難しめに感じる

そもそも月刊社労士と社労士Vは何が違うの?

月刊社労士受験「中上級者向け受験学習誌」と謳われているのでそういった層をターゲットにしていると思われます。

社労士Vではそのような謳い文句がないので、月刊社労士よりも初級者向けなのかな、と勝手に感じています。

具体的な内容としては、どちらの雑誌も毎月テーマに沿って特集ページがあったり、問題演習がある、というような形であり、それぞれの雑誌で大きな違いというは無いものと感じます。

また、それぞれの雑誌では問題演習が毎月組まれていますが、月刊社労士では「レベルアップ答練」という章があり、明らかに難易度が高く、本試験のレベルを超えていると感じました。

一方で社労士Vの問題演習はあくまでも基礎的な知識を身に付けるための問題を揃えているという感じがしました。

どちらが良いかは人それぞれ違ってくると思いますが、私個人的には基礎的な知識が不足している実感があったので、どちらかと言えば社労士Vの方が私向けではある、という感覚でした。

その他にも、講義動画が両方の雑誌にあります。
社労士Vでは、例えば「未出題の法改正」「扶養に係る年収の壁」などと特定のテーマがあり、それに関する講義動画があるという形です。動画の画質が低いのが残念です。

一方で月刊社労士は「労基」や「労災」などの科目毎に毎月動画があるという形です。YouTubeでアップされている形になるので画質は問題ありません。

このように、講義動画だけに絞ると、今度は逆に月刊社労士の方が基礎的な点、社労士Vが細かい点を解説されているという感じを受けます。

こちらに関しても、細かいけれど試験で出そうな分かりづらい点を講義動画で詳細に説明してくれる社労士Vの方が私好みではありました。

また、月刊社労士は続き物になっている点が多く、1年間の購入を前提にして構成されている感じがします。

一方、社労士Vは大枠のテーマが毎月あり、このテーマは苦手なのでこの号だけ購入しようかな、というような動機で特定の号のみを購入したりする活用方法もあるかと思います。

実際に私はこの2年間、社労士Vを毎月買っていたわけではなく、スポットで気になった号のみ購入するという形を取っていました。
実際にこの使い方でも充分約に立ったと思います。

白書統計対策

避けては通れない白書統計対策ですが、それぞれの雑誌で特徴があります。

社労士V月刊社労士
・5月号のみで完結(令和6年度)
・講義動画あり
・テキストは見やすく簡潔にまとまっている
・問題演習なし
・6月号及び7月号の2月に跨っている(令和6年度)
・講義動画あり
・ページ数を使いしっかりと解説されている
・問題演習あり

これだけを見ると月刊社労士の方が良いのかな、と思います。
ただ、個人的には社労士Vの方が良かったです。
月刊社労士の方はやや細かい所まで深入りしているような感覚を受けたためです。

しかし、白書統計対策に関しては範囲も広く、やってやりすぎな事は無いかと思いますので両方購入して取り組むというのも選択肢としては有りだと思います。

結論

どちらか一方だけを毎月購入するかと言われたら、社労士Vの方を選びます。

ただ、人によって重視するポイントは異なりますので、あくまでもご自身の判断で選ばれる事をオススメします。

そもそもですが、テキストと問題集をしっかりこなしていれば雑誌は使用しなくても合格自体は出来ると思っています(白書統計対策は除く)。

その上で、
この単元については不安なのでこの月だけは雑誌を買って学ぼう。
独学でテキストだけでは不安なので講義動画を目的に雑誌を買おう。
普段の教材が飽きて来たので気分転換で雑誌を買ってモチベーションの向上に繋げよう。

というような目的で雑誌を購入するのは非常にアリだと思います。

以上が皆様の参考になれば幸いです。

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