行政書士試験無料成績診断サービス受けてみた結果

行政書士

はじめに

先日、令和6年度行政書士試験を受験してきました。
試験日は11月10日にも関わらず結果発表は翌年の1月29日と、2ヶ月半以上も間が空いてしまいます。

択一式、多肢選択式は予備校が公表している解答速報サービスを参考に自己採点をしてみれば点数が分かります。
しかし、記述式は採点基準は明らかにされず、ブラックボックスとなっています。

記述式以外で180点以上の方は安心ですが、私のように180点未満の方は、結果発表までモヤモヤしてしまいます。

そこで、記述式も含めた無料採点サービスに申し込んでみました

行政書士試験無料診断(記述式含め)実施予備校

記述式を含めた無料診断を実施している予備校は、私が確認した限りで以下の3箇所でした。

LECTAC辰巳法律研究所
登録期間11/10(日)18:00~
11/17(日)23:59
11/10(日)17:00~
11/20(水)17:00
11/10(日)18:00~
11/18(月)8:00
結果閲覧期間12/4(水)18:00~
1/26(日)23:59
12/6(金)13:00~
1/10(金)17:00
12/13(金)以降

採点サービス結果

予備校別に採点サービスの結果を見ていきたいと思います。

LEC

LECでは記述が8点合計点が172点合格点までは8点足りません
最初この点を見たときは、厳しい採点だなという印象を受けました。

LECは記述式の合計点は出ますが、各問の内訳は出ませんでした。
このため、8点がどのような内訳なのかが不明です。

8点の内訳ですが、こんな感じなのかと推察します。
問45はTACで0点でしたのでLECでも0点だと思います。

問44:4点 問45:0点 問46:4点
問44:2点 問45:0点 問46:6点
問44:0点 問45:0点 問46:8点

TAC

TACでは記述が12点合計点が176点合格点までは4点足りません

TACではLECとは違い、問題毎の点数が明らかにされています。

問44:4点 問45:0点 問46:8点

TACでは採点基準も明らかにされており、私の解答と照らし合わせると

[問44]
「YのXへの拒否処分の取消訴訟を提起できる」で6点の配点。
私は「YのXへの」の記載をしていないため-2点で4点と推察。

[問46]
「BのCに対する移転登記請求権」で8点の配点。
このため、そのまま8点。

辰已法律研究所

辰已法律研究所ではTACと同様、記述が12点合計点が176点合格点までは4点足りません

配点の根拠とされている箇所も明らかにされています。

TACとの違いは、問46で、この箇所の部分点を8点としているか6点としているかです。

予備校別にまとめると以下の通りです。

予備校LECTAC辰巳法律研究所
合計点172176176
記述合計点81212
問44?46
問45?00
問46?86

記述各問考察

問44

問題文を読んでもどのように解答すれば良いのかがさっぱり掴めず、ふんわりとした解答になってしまいました。

国を被告としての部分ですが、あまり深く考えずにYを被告としてしまいました。
冷静に考えて見れば分かる論点でしたが、本試験の緊張から見落としてしまいました。

免許処分の取消訴訟は一切言及しておらず、
拒否処分の取消訴訟を提起することができるのみの記載で終わってしまいました。

最後の箇所の部分点でなんとか6点拾えたらという問題です。

問45

記述式の3問の中でも最も難問です。

先取特権を思いつかず、全体的に論点を外した解答となってしまいました。

甲を差し押さえる、の箇所は差し押さえるとは記載していますが、「甲を」の部分を書いてないためダメでしょう。

全予備校で0点のため、この問題は0点で仕方ないでしょう。

問46

記述式の3問の中では一番易問。

移転登記請求権を保全するために、の箇所をどう記載したら良いか浮かばず、自己のためにとしてしまいました。

BのCに対する移転登記請求権はその通り記載しているため、部分点が期待出来ます。

代位行使できる、の箇所は、自信が無かったため直接Aに移転登記するように行使できるという曖昧な表現となってしまい、部分点は期待出来ません。

TACの8点予想が最高ですので8点取れれば御の字でしょう。

予備校配点の良い所取りをしても3問で14点となり、合格点までは僅かに2点足りません
なんとか他の箇所の記載で上積みがあることを願うばかりです。

おわりに

予備校採点ではいずれも合格点に届かない結果となってしまいました。

もちろん行政書士試験センターがどのような採点をするかは分からないので合格発表を待つしかありませんが、知識を忘れない程度に学習は継続して行きたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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