
Webライターやブロガーとしてフリーランスになったけど、開業届って出さなきゃダメなの?

屋号や職業欄って何を書けばいいか分からない…

「どこでどうやって提出するのか知りたい!」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではWebライター・ブロガーとして実際に開業届を提出した私の体験談をもとに、開業の流れや注意点を解説します。
この記事を読むと、以下のことが分かります:
- ✅ 開業届を出すメリットとタイミング
- ✅ 屋号や職業欄の書き方
- ✅ スマホだけでできる提出方法
- ✅ 実際に計上した開業費の例
- ✅ 開業前にやっておいてよかった準備
💡 開業届とは?なぜ出す必要があるの?
開業届は、税務署に「個人事業を始めました」と届け出る書類です。
出さなくても違法ではありませんが、出すことで得られるメリットは非常に大きいです。
【開業届を出すメリット】
- ✅ 青色申告が使える(最大65万円控除)
- ✅ 経費として認められる範囲が明確になる
- ✅ 事業所得として扱える(節税にもつながる)
- ✅ フリーランスとしての意識が高まる
📅 開業日はいつにすればいい?私のケースを紹介
私は2025年5月31日で前職を退職し、翌日の6月1日を開業日として提出しました。
✅ 明確な区切りがあれば、それを開業日に設定するのが自然です。
✅ 特に収入がまだない時期でも、「開業の準備を始めた日」で提出可能です。
🖋️ 職業欄はどう書いた?
「Webライター?ブロガー?どっちを書けばいい?」と悩む方も多い職業欄。
私は「文筆業」と記入しました。
その理由は、Webライターとしての執筆と、ブロガーとしての自発的な記事作成・広告収入の両方を行うため、どちらにも当てはまりやすいからです。
「文筆業」はライター、ブロガー、エッセイスト、コラムニストなどを幅広く含む表現で、税務署にも通りがよく、抽象的すぎず具体的すぎないちょうどよいバランスの職業名だと感じました。
また、今後活動内容が少し変わったとしても、「文筆業」であれば柔軟に対応できます。
【他にも使える職業名の例】
- Webライター
- ブロガー
- ライター/コンテンツライター
- Webコンテンツ制作業
- アフィリエイター
🏷️ 屋号は必要?私は記載なしで提出しました
開業届の「屋号」欄は空欄で提出しました。
【屋号を記載しなかった理由】
- 良い名前が思いつかなかった
- 屋号がなくても確定申告に支障はない
- SNSやブログでは自由に名乗れる
※ 確定申告書に記載すれば、あとから屋号を名乗ることも可能です。
📱 スマホで提出!「マネーフォワード開業届」
私が使ったのは、マネーフォワード開業届です。
✅ スマホやPCで必要事項を入力
✅ PDFが自動作成され、そのままe-Taxでデータ送信(郵送不要)
✅ マイナンバーカード+スマホがあればOK
私はスマホだけでデータを送信し、1分ほどで提出完了しました。
紙に印刷して郵送する手間がないので、おすすめです。

🏦 ビジネス用の銀行口座を開設|楽天銀行を選んだ理由
開業届提出後、事業専用の銀行口座を楽天銀行で開設しました。
【楽天銀行を選んだ理由】
- クラウドワークスの振込手数料が楽天銀行宛なら100円(他行は500円)
- ネットで完結して開設しやすい
- マネーフォワードクラウドとの連携もスムーズ
💡 ビジネス口座を作るメリット
- プライベートとの支出を分離できる
- 会計処理がラクになる
- 信頼感もアップ
👉 屋号付きの口座は後からでもOK。まずは個人名義でも問題ありません。

💰 実際にかかった開業費(約5万円)を公開
開業前にかかった費用は、「開業費(繰延資産)」として経費にできます。
\ 実際に私が計上した開業費(約5万円) /
項目 | 内容の説明 | 計上額 |
---|---|---|
ライター関連の書籍 | Webライティング、文章術に関する書籍 | 全額計上 |
ブログ運営・収益化関連の書籍 | アフィリエイトやSEOなどの内容 | 全額計上 |
資格試験教材 | ブログ記事執筆の参考に使用 | 利用比率により20%按分 |
Webカメラ | オンライン打合せ用 | 全額計上 |
ココナラ似顔絵アイコン | ブログ・クラウドソーシング用 | 全額計上 |
ブログのサーバー代 | 2年以上前から開業を見据えて契約 | 全額計上 |
📝 ポイント:開業費は「開業前にかかった、開業準備のための支出」が対象です。
レシートや購入日、使い道をメモしておくと後から安心です。

参考までに開業前に私が実際に購入した、ライター・ブログ運営に役立つ書籍を紹介します。








🚫 開業費に含めなかった費用と理由
光熱費やインターネット通信費などは、以下の理由で開業費には含めていません。
- 家事按分の割合が不明確で、慎重を期したため
- 継続的な支出のため、必要経費として月々で計上する方が自然
👉 開業費には「明確に事業準備のために支出したもの」を選ぶのがコツです。
📋 開業前にやっておいて良かった準備まとめ
開業届を出す前に以下の準備をしていました。
【退職前の準備リスト】
- クラウドワークス・ランサーズに登録
- ブログ用ポートフォリオの整備
- ライター・ブロガー向けの本やYouTubeでの勉強
- 開業を見据えて2年以上前からブログを運営
- 個人事業用の楽天銀行口座を開設
- 会計ソフト「マネーフォワードクラウド」の導入
- 簿記・FP・社労士などの資格に合格
✅ 資格学習で得た知識が、開業時や経理の場面で非常に役立っています。
- 簿記:仕訳・帳簿の理解で経理作業に抵抗がない
- FP:税金や保険、控除などの理解がある
- 社労士:労務知識がクラウドソーシングにも活きる
🔗 関連リンク|資格取得の体験談はこちら
📝 まとめ|Webライター・ブロガーなら開業届で前に進もう
開業届は、書類1枚で終わる手続きですが、フリーランスとしての大きな一歩になります。
- ✅ 経費の幅が広がる
- ✅ 確定申告に備えた体制が整う
- ✅ 「自分はこれでやっていくんだ」という覚悟が生まれる
屋号や職業欄に迷っていても、開業届は先に出してOK。
Webライター・ブロガーとして活動している方には、早めの提出をおすすめします。
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