はじめに
この記事を読むことで以下のことが分かります。
☑ 本教材のメリット・デメリット
☑ 合格者によるの本教材の具体的活用法
☑ 実際に使用してみての本音
社労士の試験範囲をほとんど網羅していると言っても良い情報量であり、学習経験者にはとてもオススメ出来る教材です。
ちなみに社労士試験合格までには2年かかりましたが、本教材は2年目から使用しました。
令和6年度社労士試験合格体験記はこちら↓
よくわかる社労士 合格テキストとは
よくわかる社労士合格テキストは、科目別となっており、全11冊から構成されています。
条文、通達などが豊富に盛り込まれており、本格学習用のテキストとなっています。
本教材を選んだ理由
社労士試験受験2年目となるにあたり、1年目に使用したユーキャンの速習レッスンとは別にテキストを選ぼうと考えていました。
その際、テキスト選びの条件として以下のことを重視していました。
☑ 情報量が豊富であること
☑ 索引が便利であること
☑ フルカラーではないこと
以上に全て該当するのが、TACのよくわかる社労士合格テキストでした。
メリット・デメリット
実際に本教材を使用して感じたメリットとデメリットを記載していきます。
メリット
情報量が豊富
情報量がとにかく豊富です。
社労士の試験範囲で本テキストに書いていない事はほとんど無いのではないかと思わせられます。
辞書代わりにするには最適なテキストと言えます。
テキストが科目別に完全分冊
テキストが科目別に完全分冊されています。
特定の科目を外出先で学習したい時など、持ち運びに優れているテキストと言えるでしょう。
条文索引が便利
普通の索引だけではなく条文索引もあり、条文毎に該当ページが記載されています。
通達や判例なども索引になっているため、問題を解いている時に通達や条文について詳しく知りたいと思った時に、すぐ索引から該当ページを引けるのが便利です。
デメリット
全て揃えると金額が嵩む
11冊全て購入するとなると定価で25,000円程度必要になり、比較的お金がかかります。
この辺りは分冊になっており、情報量も多いことから仕方ないといえるでしょう。
初学者には向いていない
情報量が多いことはメリットでもある反面、初学者にとってはどの点が重要なのかが一見だけでは分かりづらくなっています。
学習初学者が最初に本テキストを使用したとしても面食らう事は想像に固くありません。
あくまでも学習経験者用の教材であると感じられ、初学者にとってはあまり向いていないと言えるでしょう。
合格者によるよくわかる社労士合格テキストの具体的活用法
ここからは、実際に本テキストを使用した私が、具体的な活用法を記していきます。
1️⃣ テキストを通しで一度読む
2️⃣ 問題を解いて曖昧な点はテキストに戻り確認する
3️⃣ 再度テキストを通しで読む
4️⃣ 直前対策は特に繰り返し読み込む
1️⃣ テキストを通しで一度読む
本テキストは科目別になっており、その発売時期は科目毎に異なります。
そのため、購入したタイミングでまずはその科目を一通り読みました。
2️⃣ 問題を解いて曖昧な点はテキストに戻り確認する
一度通しで読んだらその後は過去問などの問題を解いて、解説を読んだだけでは理解出来なかった点についてはその都度テキストに戻り確認するようにしていました。
この際に条文索引はテキストの該当ページを確認するのに非常に便利でした。
3️⃣ 再度テキストを通しで読む
テキストは少なくとも通しで2回読む事をオススメします。
ある程度学習が進んだ状態で2周目を通しで読みましたが、点と点が線に繋がるように理解が一気に増すようになる感覚になります。
最終的には全科目につき3回通しで読みました(直前対策は除く)。
4️⃣ 直前対策は特に繰り返し読み込む
直前対策については、それ以外のテキストとは違い、何度も繰り返し読むことが大切です。
労働経済白書・厚生労働白書・統計調査・社会保障制度・労務管理の章立てになっており、繰り返し読むことでこれらの情報が自然と頭に入ってきます。
最終的に直前対策テキストに関しては5周読み込みました。
直前対策には他にも教材を用いましたが、本テキストは情報量の点で一番満足しました。
本直前対策テキストに問題演習は無いため、模試や他教材などで別途対策は必要だとは思いますが、直前対策としては個人的には無くてはならない一冊でした。
本教材使用の本音
1年目である程度基礎的な事は理解出来ていたとしても、細かい点についてはやはり理解が追いついていない箇所も多く、範囲を網羅する教材として本テキストを導入したのは正解でした。
通しで何度も読む事を目的とすると、それだけでかなりの時間を費やしてしまうので、あくまでも辞書的な使い方をしたことが良かったと思います。
ただ、分量としては非常に多く、説明は機械的で親しみづらさがあったことは否めません。
独学で初学者の方が手を出したら途中で投げ出したくなるようなテキストであるとも感じます。
人を選ぶテキストではあることは確かであると感じました。
決して、万人に広くオススメ出来ます!とは言えないテキストだと個人的には考えます。
購入を検討される方は、実際に中身を見た上で慎重に判断される事をオススメします。
ただし、直前対策テキストについては別で、
独立してこれのみ購入して一冊置いておいて欲しいくらいオススメできます。
ページ数も極端に多いわけではないので、繰り返し読みにも適しています。
実際にこのテキストを読んでいたからこそ本試験で正解出来た問題もあったと思います。
最後になりますが、本記事が社労士試験テキストを選ぶ方の参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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