はじめに
「資格を取ってみたいけれど、実際どれくらいの勉強時間がかかるのか分からない……」と悩んでいませんか?
ネットや書籍では「合格までに◯時間」という目安がよく紹介されていますが、
実際にその通りの時間で合格できるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
資格取得においては、やる気と同じくらい「時間の確保」が重要です。
しかし、目安と実際では大きく違うことも珍しくありません。
そこで今回は、これまでに40個の資格に合格した私が、実際に勉強時間を記録していた23の資格について、かかった時間をランキング形式でご紹介します。
「目安の時間」と「リアルな勉強時間」を比較することで、より現実的なスケジュールを立てる手助けになれば幸いです。
「次に取る資格を迷っている」「どれくらい時間がかかるのか知りたい」「本当にそんな時間で受かるの?」と気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
第1章|勉強時間ランキング【全資格まとめ】
勉強時間の長さは資格の難易度を測るひとつの目安になります。
ここでは、私が実際に記録を取りながら取り組んだ資格を、勉強にかかった時間順で並べてみました。
1000時間を超えた難関資格から、無勉強で取得できた資格まで、幅広く紹介します。
資格名 | 実際の勉強時間(時間) |
---|---|
社会保険労務士 | 1421 |
宅建 | 711 |
FP1級 | 330 |
簿記2級 | 167 |
FP2級 | 150 |
賃貸不動産経営管理士 | 99 |
DCプランナー1級 | 91 |
税務2級 | 70 |
FP3級 | 50 |
簿記3級 | 50 |
ビジネス会計検定2級 | 49 |
DCプランナー2級 | 45 |
年金アドバイザー2級 | 47 |
ビジネス会計検定3級 | 30 |
競売不動産取扱主任者 | 27 |
年金アドバイザー3級 | 27 |
相続アドバイザー3級 | 27 |
所得税法能力検定1級 | 25 |
所得税法能力検定2級 | 15 |
ITパスポート | 10 |
税務3級 | 10 |
税務4級 | 9 |
金融リテラシー | 0 |
第2章|グループ別:勉強時間の目安と特徴
資格を勉強時間の目安ごとにグループ分けすると、自分に合った難易度やスケジュール感が見えてきます。
ここでは、実際にかかった勉強時間に基づいて、すべての資格を5つのグループに分類しました。
「まずは取りやすい資格から」「いずれは難関資格に挑戦したい」という方の参考になれば嬉しいです。
🟥 最難関(800時間以上)
- 社会保険労務士(1,420h)
- 1年目は不合格で、2年目に合格。複数年を覚悟しなくてはいけない最難関資格でした。
🟧 難関(300超〜800時間)
- 宅建(711h)
- FP1級(330h)
- 1年間使って合格出来るかどうかのの難関資格でした。
🟨 中堅(50超〜300時間)
- 簿記2級(167h)
- FP2級(150h)
- 賃貸不動産管理士(99h)
- DCプランナー1級(91h)
- など
- 難易度は中級〜上級。3ヶ月~半年は必要でしょう。
🟩 短期取得(10超~50時間以下)
- FP3級(50h)
- 簿記3級(50h)
- ビジネス会計検定2級(49h)3級(30h)
- など
- 初学者でも比較的取り組みやすい資格です。
🟦 超短期(10時間以下)
- ITパスポート(10h)(元SEで超短期間で合格出来たため参考)
- 税務3級(10h)4級(9h)
- 金融リテラシー(0)
- など
- 学習負担が軽く、最初の一歩に最適です。
第3章|平均勉強時間との比較
多くの資格には「合格までに◯時間かかる」といった目安時間が存在します。
でも、それって実際とどれくらい違うの?と疑問に思ったことはありませんか?
ここでは、私が記録したリアルな勉強時間と、世間で言われる平均勉強時間(目安)を比較して紹介します。
「想像よりも時間がかかった資格」「意外と時短できた資格」など、実体験に基づいたコメントも記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※平均勉強時間(目安)はあくまでも参考です。
資格名 | 平均勉強時間(目安) | 私の勉強時間 | コメント |
社会保険労務士 | 800〜1,000時間 | 1,420時間 | 上回っていますが、これ位はかかるものだと思います。 |
FP1級 | 450〜600時間 | 330時間 | 平均より少なめ。FP2級までの知識や他資格知識が効いて短時間で合格。 |
宅建 | 300〜400時間 | 711時間 | 平均の約2倍。積み重ねが必要でした。 |
簿記2級 | 150〜350時間 | 166時間 | 標準的〜やや時短でした。 |
賃貸不動産経営管理士 | 150〜200時間 | 98時間 | 平均より少なめ。宅建知識が活かされました。 |
ITパスポート | 100〜180時間 | 10時間 | SE経験があったため、短時間での合格が可能でした。 |
FP3級 | 50〜100時間 | 50時間 | 平均の下限で合格。全ての資格の基礎に。 |
競売不動産取扱主任者 | 80〜120時間(宅建保有者なら20〜25時間) | 27時間 | 宅建保有のため短時間で合格。 |
第4章|あなたに合うのはどれ?資格選びのヒント
- とにかくなんでも資格が欲しい → 金融リテラシー
- 簡単な国家資格がほしい → ITパスポート、FP3級
- 難関資格のステップアップとしたい → 宅建
- 独立、開業したい → 宅建、社労士
- 転職の強みとしたい → 簿記2級、社労士
👉 どの資格を選ぶかは「使う目的」と「確保できる時間」で決めるのがコツです!
まとめ
資格の難易度はもちろん大事ですが、それ以上に「どれくらいの時間をかけられるか」を把握することが、合格への近道です。
この記事で紹介した勉強時間は、あくまで私自身の体験ですが、ぜひ資格選びや学習計画の参考にしてみてください。
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