税務3級ってどんな試験なの?
どうやって勉強したらいいの?
この記事を見ると以下の事が分かります。
税務3級試験は税金の基礎知識を問われる資格です。
筆者は15時間で一発合格することが出来ました。以下で詳しく見ていきましょう。
この資格は以下のような方にオススメです
・税務4級が既に合格済の方
・FPや税務2級など他資格の為のステップアップとしたい方
税務2・3・4級試験にそれぞれ一発合格。他に社労士、FP1級、宅建、賃貸不動産経営管理士、基本情報技術者、などの資格に合格済。
税務3級とは
得意先・渉外係等に必要とされる所得税や相続税・贈与税を中心とする基本的な税務知識について、その習得程度を測定します。
https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52136&oid=31
銀行業務検定の税務は4級、3級、2級があります。
3級はこの中で真ん中に位置する資格になります。
既に税務4級を持っている方は勿論、あくまでも基本的な知識を問われているので、初学者の方最初から3級を受験してもOKです。
税務2級やFPの資格を目指している方にもオススメです。
日程・出題形式等
年に1回3月に行われる試験及び1年を通して受験可能なCBT形式の試験があります。
3月の試験についての詳細は以下の通りです。
試験日:毎年3月第1日曜日
https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52137&oid=31
試験時間:10:00~12:00
出題形式:五答択一マークシート式 50問(各2点)
科目形式:
(1)所得税 20問(金融商品と税金・不動産所得・譲渡所得等)
(2)相続税・贈与税 18問
(3)法人税 7問
(4)その他の税金 5問(地方税・登録免許税・印紙税・消費税等)
合格基準:満点の60%以上
4級で三答択一だったのが3級では五答択一となっているのが大きな変更点です。
CBT形式での受験に関しても内容は同じですが受験方法等詳細については以下のサイトを参照して下さい。
https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52137&oid=31
合格率
2022年3月6日実施の受験状況
受験者数7,281人
https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/5745.pdf
合格者数2,569人
合格率35.28%
平均点50.03%
4級の合格率が60%前後という事を考えると、合格率が一気に落ちます。よって、それなりの時間と試験対策が必要な試験だと言えるでしょう。
使用教材紹介
税務3級用の教材として、上記の3種類の教材があります。
問題解説集は必須です。テキストと直前整理については初学者や不安な方は購入しましょう。
しかし、問題解説集の周回で充分合格出来る試験だと考えます。
まずは問題解説集だけ購入して実際に解いてみた上で、不安な方は他の教材の購入も検討すると良いでしょう。
私は問題解説集と直前整理70の2点を使用しました。
公式テキストはFPの知識があるため不要と判断し、使用しませんでした。
直前整理は論点が見開き2ページ毎に分かりやすくまとまっているので、タイトル通り直前期のチェックに有効でした。
学習方法
問題集を3周以上しましょう
問題集を解くのは必須の試験対策です。
問題集の解説を読み、しっかりと全選択肢について理解をしながら進めて行きましょう。
知識を自分のものにするためには問題集は3周は最低限解く事をオススメします。
私は問題集を3周し、その上で、更に苦手な問題や間違えた問題を繰り返し解くことで苦手な問題を無くして行きました。
並行して、直前整理70を一読しました。直前整理70については深入りせず、軽く眺めて内容を把握する程度に留めました。
試験結果と勉強時間
CBT方式で受験し、勉強時間は約15時間で92点で合格する事が出来ました。
FP2級、税務4級の合格後でしたのでこの時間で合格出来ましたが、
初学者が一から学習した場合の勉強時間は30~40時間ほど必要だと考えます。
おわりに
税務3級は税金の基礎知識を幅広く学べる良い資格です。
この資格の合格後はFPや税務2級といった他資格の受験へ繋げる事をオススメします。
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