年金アドバイザー3級ってどんな資格?
どうやって勉強したらいいの?
この記事を見ると以下の事が分かります。
約30時間の勉強時間で一発合格出来ました。年金の基礎を学ぶには良い資格だと感じます。以下で詳しく解説していきます。
年金アドバイザー3級とは?
渉外・窓口担当者等を対象に、公的年金等に関する基本的知識や、顧客からの年金相談に応じるための実践的応用力について、その習得程度を測定します。
経済法令研究会より引用
試験内容
出題形式
経済法令研究会より引用
五答択一マークシート式<一部事例付> 50問(各2点
科目構成
(1)基本知識
五答択一式 30問
(2)技能・応用
事例付五答択一式 10事例20問
わが国の社会保険制度とその仕組み/年金制度とその仕組み/年金給付の種類と支給要件/企業年金・個人年金の仕組みと要点/年金請求手続と年金受給者の手続き/その他
合格基準
100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定)
試験時間
120分 試験開始後60分間,終了前10分間は退席禁止
合格率
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均点 | |
2022年10月 | 3,526 | 1,199 | 39.23% | 54.97 |
2022年3月 | 4,157 | 1,325 | 31.87% | 48.22 |
2021年10月 | 5,029 | 1,768 | 35.16% | 49.90 |
2021年3月 | 6,023 | 2,310 | 38.35% | 51.15 |
試験日程
例年10月と3月の年2回行われています。CBT形式という、通年で受験可能な形式もあります。
CBT年金アドバイザー3級の受験は以下のサイトから申込み可能です。
教材紹介
教材は公式テキスト及び問題集があります。受験にあたり、問題集は必須です。必ず購入しましょう。公式テキストについては初学者の方や学習に少しでも不安がある方は購入するのが良いでしょう。私も上記の2冊はどちらも購入をして学習を開始しました。
他にも直前整理70、年金相談の実務といったテキストがあります。
この2冊についてはどちらも使用しておりませんので内容についての細かい所は不明です。
学習方法
1️⃣ テキストを一読する(既に年金知識がある程度ある方ならスキップ可)
2️⃣ 問題解説集の問題を解く。不明点はテキストに戻って確認する。
3️⃣ 1️⃣と2️⃣を繰り返す。問題集は3周以上を推奨。
私は公式テキスト及び問題解説集を購入しましたが、他の資格や実務等で既に年金の知識がある方についてはテキストは無くても大丈夫かと思います。少しでも不安がある方はテキストを購入すると理解が深まると思います。
テキストを一周しただけではまだ完全に理解出来ていない状態だと思いますので、その状態でもとにかく問題解説集に移りましょう。問題を繰り返し解く事で理解に繋がります。問題解説集は解説もしっかりしていますのでそれだけでも充分かと思いますが、特に分かりづらい点などはテキストに戻って確認することをオススメします。
問題集は3周以上すればある程度知識が固まってくるでしょう。私も
全問題を3周しました。その上で、1回でも間違えた問題は追加して解くようにしました。つまりは問題集に記載されている問題は全て理解して解く事が出来るようにしました。
受験結果と学習時間の目安
私は約30時間の学習時間でCBTで受験をし、以下の通りの成績で一発合格する事が出来ました。
科目 | 正答数 | 正答率 | |
1 | 基本知識 | 14/30 | 46.6% |
2 | 技能・応用 | 19/20 | 95.0% |
計 | 33/50 | 66.0% |
基本知識については考えさせる問題が多く、問題集に載っている問題のレベルより高く感じました。技能・応用はそこまで難易度が高くなく、得点源となってくれたお陰で合格に滑り込む事が出来た感じですね。
受験当時はFP2級を持っていましたが、その内容はほとんど忘れている状態でした。そのため、全くの初学者の方でも30時間前後で合格レベルに達することは可能と考えます。しかし私自身ギリギリでの合格でしたので、確実に合格出来るラインを考えれば40~50時間は必要かと考えます。
おわりに
年金アドバイザー3級は年金の基礎知識が学べ、仕事やプライベートにも活用出来る良い資格だと思います。ここからFPを始めとして他資格へのステップアップとしても活用出来ます。実際に私も、この資格の合格後にFP1級、社労士の受験へとステップアップをしています。
本記事をご覧頂いた方で興味を持たれた方がいらっしゃいましたら幸いです。
コメント