税務2級の紹介と一発合格出来た勉強法

銀行業務検定

税務2級ってどんな試験なの?

どうやって勉強したらいいの?

この記事を見ると以下の事が分かります。

・税務2級試験について
・税務2級の教材紹介
・合格するための勉強法

著者
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私は銀行での実務経験はありませんが、税務2級に一発合格できました。範囲も広く、非常に難しい試験だと思いますが、しっかりと対策をすることで一発合格することは可能だと思います。以下で詳しく見ていきましょう。

この資格は以下のような方にオススメです

・税務3級を既に合格済の方で2級を目指したい方
・FP1級など他資格のステップアップとしたい方

亮

FP1級、DCプランナー1級、宅建、基本情報技術者、ソフトウエア開発技術者、賃貸不動産経営管理士など全て独学で資格試験に合格。現在は令和6年度社労士試験へ向けて学習中。

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税務2級とは

役席者・専担者等を対象に、顧客からの税務一般の相談に適切に対処するための応用実践的な税務知識について、その習得程度を測定します。

https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52135&oid=31

銀行業務検定の税務には4級、3級、2級があります。2級はこの中でも最上位の資格であり、求められる知識も応用実践的な税務知識とある通り、非常に高度なものになっています。

日程・出題形式等

試験日付:毎年3月第1日曜日
試験時間:13:00~16:30

出題形式:(三答択一付)記述・計算式 ―10題
科目形式:所得税/相続税・贈与税/法人税等
合格基準:満点の60%以上

https://www.khk.co.jp/exam/exam_detail.php?pid=52135&oid=31

出題は大問で10題です。その全ての大問について三答択一問題が付いています。択一は2点、記述式部分は8点の配点となっており、大問1問につき10点となっています(10点×10問=100点満点)。


科目については所得税・相続税・贈与税・法人税となっており、税の幅広い知識が求められます。
出題割合については、私が受験した2022年に関しては
所得税4問相続・贈与税4問法人税2問となっていました。この傾向は暫くは変わらないでしょう。

合格点は60点となっているため、全分野を通じて高度な知識が必要と言えるでしょう。

合格率

2022年3月6日実施の受験状況

受験者数7,700人
合格者数2,039人
合格率26.48%
平均点46.81%

https://www.kenteishiken.gr.jp/upfiles/pdf/5745.pdf

合格率は例年20%台で推移しています。このように合格率から考えても非常に難易度の高い試験と言えます。

教材紹介

教材としては上記の2冊が挙げられます。唯一の教材になりますので購入は必須です。私自身も早い段階で購入した上で学習に取り組みました。

受験が決まった時点で早めの購入をオススメします。

学習方法・勉強時間

私が実際に行った学習方法は以下の通りです。

1.テキストを3周する(不明点があっても気にせず読み切る)
2.問題解説集の問題を解く(不明点は逐一テキストに戻って確認)
3.以降は問題解説集を繰り返し行う(3周~5周は必須)

この試験の特徴として択一部分はありますが、基本的に記述式の配点が大きいという事があります。択一は2点×10問で20点分の一方で、記述式部分は80点あります。その為、記述部分の対策が大事となってきます。

例えば、「公的年金の受給者で確定申告不要な場合の要件を述べよ。」というような聞かれ方をされた場合は、「公的年金等の収入金額が400万円以下で、公的年金等にかかる雑所得以外の所得金額が20万円以下であること。」というように自分の言葉で書けるようになることが重要です。また、計算の途中過程も記述する必要がありますので、税計算の流れを正確に理解することが重要です。

理解のために重要なのは、繰り返し問題解説集を解く事で身体に染み込ませることです。繰り返し解いていく事で自然と理解が深まっていきます。

私の勉強時間は最終的には150~200時間弱程になりました。試験の難易度を考えると、100時間前後の勉強時間が最低限必要と考えます。

この資格の学習に役立った資格

この資格の対策は前述のテキストだけではないと考えます。

実際私は税務2級の受験前に、税務4級→税務3級と順番に取得して行きました。知識ゼロの状態からいきなり2級に挑戦するのはかなりハードルが高いと思います。4級は初学者の方向けのため、受験しなくても良いと思いますが、前段階として3級の受験はオススメします。3級までは全て択一式ですので、2級受験のための土台作りとしては有益でした。

他には所得税法能力検定や、法人税法能力検定も有益な試験でした。それぞれ税計算の流れが学べるので、基本が記述式となっている本試験においては非常に有益でした。

いきなり税務2級を受験することに不安な方は、税務3級所得・法人税法能力検定の受験をオススメします。

受験結果

結果は画像の通りです。81点51位(3,355名中)での合格となりました。全体を通して平均点を下回った問題も無く、安定して高得点を取る事が出来たと思います。

合格後のステップアップ

私はこの税務2級の合格をステップとしてFP1級学科試験を受験しました。実際、この資格を学習したことで、FP1級の税金・相続分野については非常に高いメリットだったと実感しています。

このことから、税務2級はFP1級試験との相性が非常に高いと考えます。

皆さんもこの資格の合格後はステップアップとして仕事や他資格へ繋げて頂ければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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