DCプランナー1級の受験記録です。
本記事はB分野の1回目の受験記録となっています。
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使用教材
A分野同様、1級用のテキストと問題集を使用しました。
また、厚生労働省のサイトの確定拠出年金制度について書かれたページも参考にしました。
勉強法
1️⃣ テキストを読み込む
2️⃣ 問題集を解く。間違えた問題は理解して正解出来るまで繰り返す
3️⃣ 1️⃣と2️⃣を繰り返す。
4️⃣ 並行して厚生労働省のページを読む
テキストを軽く1周した後ひたすら問題集を繰り返すような勉強法をすることも多いですが、やはりこの試験はテキストの読み込みが特に重要だと感じます。問題演習と同じ位の時間をテキストの読み込みに使いました。
また並行して厚生労働省のサイト内の確定拠出年金制度のページに書かれている部分についても繰り返し読み込みました。その中でも特に分かりやすかったのが「確定拠出年金制度における事務の流れ」です。
https://www.mhlw.go.jp/content/000988781.pdf
テキストにも似たような図で制度の流れが説明されていますが、分かりづらさを感じていました。しかしこの図を見ながら問題を解いたりテキストを読んだらより制度の理解が深まりました。
他にサイト内で特に読み込んだのは「確定拠出年金の拠出限度額」「確定拠出年金制度について(法令解釈通知)」「確定拠出年金の企業型年金に係る規約の承認基準等について」です。何れもテキストと併せて読み込む事によって理解が深まりました。
結果
3点足りず不合格となってしまいました。以下点数の内訳です。
合計:67点
択一:10問中7問正解 7問×4点=28点
総合:39点
問11[規約の承認等] 10点
11-1:◯◯◯◯◯(5点)
11-2:☓(0点)
11-3:◯(5点)
問12[指定運用方法等] 10点
12-1☓(0点)
12-2◯◯◯◯◯(5点)
12-3◯(5点)
問13[老齢給付金等] 10点
13-1◯(5点)
13-2◯◯◯◯◯(5点)
13-3☓(0点)
問14[終了の会計処理] 9点
14-1◯☓◯◯◯(4点)
14-2☓(0点)
14-3◯(5点)
全体的に大きく点数を落とした箇所は無かったのですが、あと一歩が足りなかったという印象です。択一で正解していると思いこんでいた問題が不正解だったのが非常に痛かったです。
配点が大きい「適切なものをすべて選ぶ」問題は問11-2・3、12-1・3、13-1・3、14-2の7問でした。ここだけで配点は35点ですが、3問正解だったので15点しか取れなかったのが響いています。正確な知識が求められていることが分かります。
以下で覚えている範囲で問題の内容を見ていきたいと思います。
[問14終了の会計処理]
14-1は穴埋め。消滅した退職給付債務と確定拠出年金への移換金との差額を損益として認識する点、未認識項目を損益として認識するという点が穴埋めで問われたと思います。
14-3は特別損益額を計算で求める問題で、こちらは4肢択一でした。
[その他で問われた論点]
・掛金拠出単位期間が12月から翌年の11月であること
・金額設定の変更回数は年に1回であること
・年金支給方法は事由が生じた月の翌月から始まり受給権が消滅した月に消滅すること
・年金は開始してから5年を経過した以後に規約で定めれば一時金で支給することが可能
・企業型年金加入者を喪失した場合個人型年金加入者運用指図者となること
・企業型年金を導入するためには企業型年金規約を作成し、厚生労働大臣の承認を受けること
・企業型年金を実施する場合は第1号等厚生年金被保険者の過半数を代表する者の同意が必要
・簡易企業型年金では一部の添付書類が省略できること
・資産管理期間は運営管理業務の全部ではなく一部を再委託出来ること
・退職給付制度の終了の時点は全部終了の場合は制度の廃止日が終了の時点となること
・個人型年金において国民年金基金連合会が自ら行わなくてはいけず、委託することが出来ない事務について
今後の予定
私が使用した問題集だけでは確実に合格することは非常に難しく感じました。そこで別団体が発行している問題集を新たに購入しました。こちらは本番試験と同構成(四答択一10問、総合問題4題)の模擬試験も入っているということなので、より対策しやすくなっていると思います。こちらを使用して2度目の正直で合格を目指して行きたいと思います。
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